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これからの医療と教育

医療教育は、医学部、看護学部等の医療系大学又は専門学校が行うと考えていませんか。しかし、医師も看護師も実際の教育は臨床現場で受けます。しかも、患者から学ぶのです。机の上で学んだことは所詮、形式的医学です。臨床現場の患者はひとり一人すべてが違う人なのです。臨床現場での患者は、同じ疾病であっても、ことごとく異なると考えた方が良いでしょう。その、ことごとく異なる患者から医師や看護師は学ぶのです。医師は、患者が疾病を教えてくれる師であるとの謙虚さが必要でしょう。このページは「これからの医療と教育」と名打ちましたが、今までも医師は患者に教えられたのですが、これからの医療は、ますます医師は患者に教えられるのです。患者はネット等から医療情報を得ます。膨大な医療情報から患者が情報を得て医師と対座します。これからの医師は覚悟をもって患者と対峙する必要が出てきます。患者はネットから教育を受けて、医師は患者から教育を受ける時代が来るのです。もちろん、医師が患者から医学の講義を受ける意味ではありません。患者の情報収集力により医師が勉学、研究をあおられる意味なのです。

医師が、患者が、自らが自らに対して、医師教育、患者教育の必要が迫られる時代になるのです。