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コンピュータを利用した医療

デジタルトランスフォーメーションとは(2)

コンピュータは、現代社会においては、ありとあらゆる分野に利用されていますが、医療現場も例外ではなく診断から治療、その予後に至るまで随所にコンピュータが利用されています。コンピュータの目覚ましい進歩により夢から現実へと発展を遂げてきました。まだまだ、開発途上とは思いますが、現在も日々進歩を遂げつつあるのがコンピュータの世界です。留まるところを知らずコンピュータにできないことはないのではないかと誤解する者も少なくないのです。しかし、最大の最高のコンピュータは人間の頭脳だと思います。それを超えるコンピュータは出ないであろうとも思いますが、人の頭脳とコンンピュータはシステムそのものが異なり同列には語れないともいえるでしょう。人の頭脳はゼロから有を生み出しますが、コンピュータは、有から有へ発展してシステムが作りだされます。根本の相違があると言えるのです。それにしてもこれからの医療はコンピュータ無しには語れず、医療関係がコンピュータを一番利用できる世界でもあると言えるでしょう。人の命に係わる事項は無限に近いほどのシステム、情報が内在されているからコンピュータが一番馴染むのかもしれません。しかし、人の脳は情報を与えなくても成長し自動的に進歩する部分がありますが、コンピュータも以前とは異なり、自らが進歩し成長することも可能となってきています。それが人間にとって良い方向へ進むのであれば進歩ですが、人間にとってマイナスの方向に進めばコンピュータの暴走となります。このように考えてくると、医療でも、どの世界でもコンピュータに依存し過ぎると必ず弊害が出てくることを知らなければなりません。コンピュータ万能主義はあってはならないことだと思うのです。
節度のあるコンピュータ医療が、これからの医療として考えられるでしょう。

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